こんにちは、竹内です。

コーチングというお仕事をさせていただいております。
私はとてもマイペースでのんびりしていますので、カタツムリのようだと言われます。
「コーチ・エスカルゴ」などとも呼ばれています。
ブログというのも、実は初めて書きますので、何を書けばよいのか・・・。
考えていてもわからないので、とりあえず、書き始めることにしました。
あとはのんびり、自然な流れに乗りながら、だんだんとコンセプトを固めていきたいと思います。

2010年04月13日

観察レポート 〜真本音と反応本音

さて、昨日の続きです。
90分研修と言いましても、社長ご挨拶や質疑応答を含めていますから、私がお話しできるのは実質70分です。
もともとをたどると今回の内容は、半年かけて研修でお伝えしていたものです。
それくらい深くて広い内容です。
それが数年前から、企業様のご要望に応じて改良を重ね、何とか2日でお伝えできるようになりました。
それを今回は70分でお伝えするというわけです。
はっきり言いまして、この一週間、ずっと悩み続けました。
話が本質から外れてはいけない。浅くなってはいけない。しかし、難しくなってもいけない。取りつきやすく、わかりやすくなければならない。
基本的なお話の骨格は掴めましたが、それが本当に可能なのか。初めての皆様にご理解いただける内容となるのか。正直、本当に未知数だったのです。
でも私の真本音は「やれ!」と言います。
しかも、私が思考モードで内容を考えたり、原稿を書いたりしようとすると「やめなさい」と言うのです。
「私に任せなさい」と。
もちろんこれは自分自身の心の声なのですが、それに抗うことはできませんでした。
だって、真本音ですからね。

で、いよいよ当日(つまり昨日)となりました。
前の晩から私の心臓はバクバクです。
研修時間が長ければ、どれだけ未知数の内容でも、何が起こっても、研修中にリカバーする自信はあります。
しかし、たったの70分ですから、一発勝負です。
正直、研修前にここまで不安になったのは久しぶりです。
この不安の気持ちを、私はあえて野放しにしておきました。
反応本音は、あるがままにしておくことが大切だからです。

ここ数日は、名古屋での研修や仕事が続いていましたので、東京にもどれたのは研修直前でした。
新幹線で東京に到着。JRに乗り換えます。
私の心臓はバクバクしっぱなしです。
「最初はどんな話から入ろうか。どんな展開で行けば、スムーズにご理解いただけるだろうか。この言葉は混乱するかな? あの言葉の方がいいかな?」
いくら私の真本音が「任せろ」と言っても、私も人間です。やっぱりいろいろと考え始めてしまいます。
すると、私のちょうど目の前にあった缶コーヒーのポスターに、「考え過ぎるな。臆病になるだけだ。」というキャッチコピーが書かれていました。
思わず、笑ってしまいました。
私は自分自身の真本音に向かって言いました。
「わかったよ。もう本当に何も考えないよ。本当に任せたぞ。」
すると、真本音の心の声が返って来ました。
「最初から、素直に任せればいいんだよ。」
でもやはり、私の心臓バクバクは直りません。
いや正確に言いますと、私はそれを全く直そうとしませんでした。

一度、私は東京の私の事務所(隠れ家)に寄りました。
その時ふと、思いもかけない発想が浮かびました。
「ショパンを聴こう」
これまで私はショパンを真面目に聴いたことはありませんでした。
もちろん、CDも一枚も持っていません。
でも、ふと思ったので、慌ててi-Tunesのストアで購入し、ダウンロードしました。
それをi-Podに入れて聴きながら、研修会場に向かいました。

ショパンを聴きながら、私はある一つのことに気づきました。
私はショパンの音楽を聴いていたのではなく、「観て」いたのです。
音楽を「観る」と言うと、なんかちょっと変なのですが、確かに私は「観て」いました。
「観る」ことで、音楽そのものが私の心の中に、スーッと入り込んできました。
それはメロディーを聴くのとは本質的に違うようです。
音楽そのものが、入り込んでくるのです。
そこで気づいたのです。
それは私の役割についてです。
私の役割は、「観る」ことだということです。

実は「観」という文字が、二日前に受けた「一文字コーチング」の中で見つかりました。
今年の私のテーマを一文字で表すと、こうなったのです。
今の私にとって「人と向き合う」とは、「人を観る」ということに他ならないことがわかりました。
そして今回の研修においても、それこそが私の役割であると。
さらに言うなら、この私には、それ以上の役割はないと。
私はただ「観る」だけでよいと。
それさえすれば、あとはすべて「真本音」がやってくれるということに気づいたのです。

ただしここで言う「真本音」とは、私一人の真本音のことではありません。
私と向き合うすべての皆様の真本音という意味も含まれています。
真本音とは、すべてつながっていますから、私の真本音と皆さんの真本音のコラボレーションが起こり、そこに最善の展開が生まれるということです。
それこそが、SCCで言うレベルSコミュニケーションのことですが、それを起こすためには、私はただ「観る」だけでよいと。
皆様を「観続ける」だけでよいと。
そんなことに気づきました。
ちょっと気が楽になってきました。

いよいよ研修会場に着きました。
会場に着くと、再び心臓バクバクが始まりました。
ちょっと尋常ではありませんでした。
心臓の音が耳に実際に聴こえました。
リスペクトのメンバーと会っても、彼らと満足に喋ることすらできません。
でもその一方で、私の真本音はとてもニュートラルで穏やかでした。
その対比を面白がっている私もいました。

そして研修時間が近づき、実際に研修会場の講師席に座ると、急激に心が静まってきました。
今から考えますと、この心の動きは予定通り。
この状態をつくるために、私の真本音はあえて緊張の反応本音を発散し続けていたのですね。
約70名ほどの役員・部長・管理職クラスの皆様が続々と会場に入って来られました。
皆様のお顔がよく観えました。
あぁ、本当にありのままに「観る」ことができるな。
と思えた瞬間に、私はいつもの私に完全にもどっていました。
真本音の私がいよいよ前面に現れました。

社長にご挨拶をいただき、いよいよ研修開始です。
そこからはもう、正直言いまして、覚えていません。
私の反応本音は眠ってしまったようです。
私は真本音のみで、皆様と向き合いました。
ですから正確に言いますと、真本音レベルではよ〜く覚えています。
自分がきちんと「ここ」にいることもできました。
でも、反応本音レベルでは、わずかなことしか覚えていないという、面白い状態です。

90分はあっという間でした。
私は最初から最後まで淡々と喋り続けました。
でも、時々私の真本音が、皆様に意図的にパワーを送っているのがわかりました。
そしてその度に、皆様からもパワーが返って来ました。
パワーとパワーの交歓をしているかのようでした。
もっとも、それを皆様が自覚されていたとは思われません。
あくまでも私が感じたことです。
でも私は、皆様の真本音のパワーの波に乗っかるだけで、何の力みもなく、最後までお話しできました。
とっても楽ちんでした。

研修はきっかり90分で終了しました。
あれだけの内容を、よく70分でまとめられたと自分でも驚きです。反応本音レベルでは。
でも真本音のやることですから、できて当たり前かな。・・・などと、終わってみれば余裕で思います。笑
研修は淡々と終わり、研修担当の方とも淡々と打合せをし、皆さんのレポート用紙も淡々と拝見しました。
概ね、ご満足いただいたようですね。
初めての出会い、初めての研修、初めての内容としては、最善のものができたと思います。
もちろん人間のやることです。
できることに限界はありますし、改善点もたくさんあります。
でも、新たなパターンに挑戦して、とても良かったです。
皆様にとっても、私にとっても、リスペクトにとっても、SCCにとっても。
なぜならやはり今回の90分は、表面上は「研修」でしたが、あきらかに根底は「研修」
を超えていました。
それは上手く言えませんが、何かとてつもなく大切な「場」でした。
私の使命は、この「場」を世界中に広げていくことです。
その第一歩を実践できたのだと思います。

リスペクトのメンバーと別れて一人になったとたんに、私の心の中に盛大な拍手が鳴り響きました。
実は以前から稀にあることですが、私が100%真本音に即した行動(特に研修)ができると、その直後にこのように心の中に拍手が鳴り響くのです。
自己満足かもしれませんが、自分がどれだけ真本音で事を成せたのかの目安にできる心(潜在意識)の動きです。
その拍手はとても盛大でした。
そしてしばらく、体全体がゾワ〜ッと震えました。
あぁ真本音レベルでは、私は私のやるべきことをやり通せたのだな、と実感しました。

今回のこの「場」を経験したことが、今後どのような影響を生み出すかは、現時点ではわかりません。
でも、よい経験でした。
私は日々「観る」ことを私の使命とします。
それにより、さらに私の日々は加速しそうです。



posted by はーん at 19:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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