「現実」の展開するスピードも、ゆっくりです。
欲求や思考が瞬時にして実現する心の中の世界に比べると、まどろっこしさを感じるくらいの世界です。
しかしだからこそ、この3次元世界でしかできないことがあります。
3次元世界でしか試せないことがあります。
私達人間が、個人として到達できる最高次元は9次元です。
(何度も書かせていただきましたが、本当はもうすでに9次元の自分は、誰にも存在しています。しかし眠ったままの状態の人が多いのです。)
9次元とは、「完成の次元」です。
それは、人としての完成、を意味しているのではありません。
もうすべてが「完全に成り立っている」(=完成)ということを、思い出している次元です。
この次元の意識を取り戻すことで、私達は、様々なことを思い出し始めます。
9次元とは、「すべてを思い出す」次元です。
その中でも特に重要なのは、
自分は、どこから来て、
ここで、何をして、
どこに行くのか、
・・・という根本的・根源的問いの答えを、思い出せるということでしょう。
そしてそれを思い出すことで、本当にわかるのです。
「あぁ、すべてはもう完成されているのだ」と。
9次元の私達は、もうすべてを知っています。
そして、もうすべてを決めています。
すべてを知り、決めた状態で、3次元世界で行動をします。
3次元世界だからこそ、今自分は何をすればよいのか?
3次元世界だからこそ、今自分はどう振る舞えばよいのか?
その時その時の最善を尽くし続けることができます。
私達は、3次元世界での「今ここ」で生きています。
「今ここ」にこそ、すべてが存在しています。
「今ここ」にこそ、すべての答えがあります。
「今ここ」がすべてです。
すべてを思い出した(9次元)自分が、
すべては私である(8次元)という真実に基づいて、
すべてを愛する(7次元)。
・・・それが本来の愛です。
本来の私達の姿です。
無理にそのような状態の自分を創るのではなく、私達の心は自由になればなるほど、
そのような状態に近づいていきます。
自然に。
やすらかに。
そしてこの本来の愛につながる愛のカタチを、私達は「これこそが本物の愛だ」と認識します。(6次元)
そして、それが「本物かどうか」を見極める目を養うために試行錯誤します。(5次元)
さらに、試行錯誤を拒絶し我欲に走ったり、試行錯誤をしている「つもりになっている」心の状態もあります。(4次元)
私達の中には常に、9次元から4次元までのすべての心が存在しています。
大切なのは、すべての心は「つながっている」ということです。
4次元がいけない、というわけではありません。
4次元も、実は9次元とつながっていることを、思い出すことこそが重要です。
すべての次元がつながっており、すべての次元を活かすことで、魂の成長を遂げて行く。
それこそが、私達「人間」です。
人間は、人間として人間らしく生きることが、最も美しいですね。
つづく