こんにちは、竹内です。

コーチングというお仕事をさせていただいております。
私はとてもマイペースでのんびりしていますので、カタツムリのようだと言われます。
「コーチ・エスカルゴ」などとも呼ばれています。
ブログというのも、実は初めて書きますので、何を書けばよいのか・・・。
考えていてもわからないので、とりあえず、書き始めることにしました。
あとはのんびり、自然な流れに乗りながら、だんだんとコンセプトを固めていきたいと思います。

2007年02月15日

あるがまま

「あるがまま」 ・・・最近、もっとも私を勇気づけてくれる言葉です。
皆さんは「あるがまま」と言うと、どんなことを思い出しますか?

私の好きなミュージシャンにマイルス・デイビスという人がいます。
「ジャズの帝王」と呼ばれている人です。私はある時から、この人のことが大好きになりました。と言っても、もう15年も前に亡くなってしまった方なんですけどね。
なぜ好きかと言いますと、マイルスはあるがままに人生を生きた人であると、私は感じるからです。


私はとてものめり込む方なので、いったん何かを好きになると、とことんそれについて調べます。マイルスに関する文献は手当たりしだい読み漁りました。本当はもし生きていたら、何がなんでも実際にお会いしたかった人物なんですけどね。
マイルスの文献を読むと、いやぁ、この人は本当に面白い。あまり詳しくは書きませんが、多くの人の証言によりますと、相当なわがままなんですね。
一般的な「人格的に優れている人」という概念からすると、全く正反対なところに位置する人ではないでしょうか。

マイルスの人生にはいろんな逸話があります。でもその多くはドラッグにまつわるもので、多くの人達に相当にひどいことをやってきたみたいですね。
そして子供のような人で、「好きなものは好き」「嫌いなものは嫌い」と、私が思うに恐らく100%に近く自分の気持ちに素直に生きてこられたのではないでしょうか。
そんな彼が約40年もの間、ジャズ・・・というよりも、音楽そのものの分野を最前線で開拓し続けました。
私は多くの人に彼の音楽を聴くことをお勧めします。

彼の音楽は目まぐるしく変遷します。最初は普通のジャズから始まるのですが、どんどん新たな音楽を創造します。
ブートレグと言いまして、一般には発売されていない彼のライブなどの音源を記録した「海賊盤」と俗に言われるCDがあるのですが、私はそれも結構買い漁りまして、彼のCDだけで気づいたら300枚くらいは持っているのではないでしょうか。
彼の音楽を真面目に集中して聴きますと、何て言うのでしょうか、心の深奥と言いますか、魂と言ってもよいですが、とにかく奥の奥の方が揺さぶられます。これは明らかに他のミュージシャンとは次元を異にしています。
もちろん彼の音楽については賛否両論ありますし、時代によって全然異なる音楽を創造されたので「この時代はすばらしいけど、あの時代はダメだ」という意見もあります。
でも私が私なりにありのままに聴きますと、彼の音楽は全部がすばらしい。そして時代を経るごとに彼そのものの深さは明らかに深まり続けています。
到底、人間業とは思えないほどに。

なぜ、それほどまでの創造性を彼は発揮し続けることができたのでしょうか?
なぜ、それほどに深いものを彼は創造し続けることができたのでしょうか?

私はそれは、彼があるがままに生きたからだと思います。あるがままに人生を生き抜いたからだと思います。
一つの逸話ですが、彼は91年の夏のあるライブの後、突然倒れます。そのまま意識不明となって1ヶ月後くらいに亡き人になってしまうのですが、彼ととても親しかった人の話によれば、彼は一度だけ意識を取り戻したそうです。
彼が意識を取り戻したとき、彼の体はチューブだらけでつながれていたそうです。その自分の状態を見て、彼は声を上げて泣いたそうです。
「俺は死にたくない。死にたくないよ〜!」って。
その話をある本で読んだ時、思わず私は笑ってしまいました(この話は本当かどうかはわかりませんが、私は本当ではないかなと思っています)。私はますます彼のことが好きになりました。
そして、心から思いました。
「彼は本物だ。」と。
「彼は本物の人間だ。」そして「本物の創造者だ。」と。

何日か前に私はこのブログで「自分自身に迎合する」ということを少し書かせていただきましたが、彼は「自分自身に迎合する」ということが全くなかったのでしょうね。
彼は自由な人だったのでしょうね。
ですから、どうにもならない不自由を目の前にしたとき、泣き叫ぶことができたんでしょうね。
もし私であればきっと彼と同じ目に合ったら、チューブで繋がれた自分を見て、「あぁ、これも私の運命だ。私はこの運命を静かに受け入れよう」などと、人格者のフリをして、自分に迎合していたことでしょう。

様々な文献に残っている彼のさりげない一言や彼の音楽に、私は人間としての本物の愛を感じます。
私もそういった人間になりたいものです。


posted by はーん at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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