こんにちは、竹内です。

コーチングというお仕事をさせていただいております。
私はとてもマイペースでのんびりしていますので、カタツムリのようだと言われます。
「コーチ・エスカルゴ」などとも呼ばれています。
ブログというのも、実は初めて書きますので、何を書けばよいのか・・・。
考えていてもわからないので、とりあえず、書き始めることにしました。
あとはのんびり、自然な流れに乗りながら、だんだんとコンセプトを固めていきたいと思います。

2007年06月21日

何が起こってるの?

久しぶりのブログです。
実はこの1週間、自分自身に何が起こっているのか全く理解できず、文章を書くことがどうしてもできませんでした。
でもようやく、何か書けそうなので書いてみます。
(・・・と思って書いてみたら、とても長くなってしまいました。以下はお時間のある時にでもお読みください。)

先週末に、ある大手企業の管理職の方々に丸2日間の研修型グループコーチングを行ないました。
それは私にとっては恐らく一生忘れることのない研修となるでしょう。
まだちょっとどう表現すればよいかわからないのですが、たぶん何年か先にこの研修を振り返ると「あの研修から新たな領域に踏み出した」と言える転機となったように思えるからです。

内容的にはいつもの研修でした。
個人個人の「願いのもと」を掘り出し、それを組織に広げ、組織全体の本質的な活性化につなげるにはどうすればよいか。
己から組織へ、そして社会へ。
それらを「リーダーシップ」という視点から深め、広げました。
でもいつもと違うのは、流れが予想もしないものとなったことです。
いや、これまでも毎度のように想定外の流れというのはあったのですが、今回はちょっと勝手が違いました。
何が違うかを上手く言葉にすることはできません。
あえてわかることだけを書くとすれば、私自身の「今この瞬間」への集中度が、恐らくこの仕事を始めて以来、最高のものだったのではないかということです。
いや、違うな。
最高のもの、というよりも、やはり「新たな領域に入った」と言った方がしっくりきます。
でも、その結果として起こったのは、「自分で自分を制御することができない」という状態でした。
それが研修の思わぬ展開を生んだのです。

研修の後、私はとても悩みました。
研修が終わってから、主催者の方も含めて、私は多くの方々から喜びの声をいただきました。
ホントに皆さん、嬉しそうなお顔でした。
でもやっぱり私は悩みました。
なぜ、ああいった展開になったのだろう?と。
私は自己満足の研修をしてしまったのではないか、という疑念が心の中に残ったのです。
そして私の心は「なぜあんな展開になったのだ?」と自分を責め続けます。
ところがそれは私の心の表層部分だけであって、心の深奥部分は
「最善のものができた。よくやった。自分を信じなさい」
・・・と自分自身を讃え続けるのです。
なんなんだ?これは。
心の表層部分と深奥部分のあまりのギャップに私はわけがわからなくなりました。
こんなことはこれまでありませんでした。

自己満足の研修。
それは私がこの仕事をするにあたって最も恐れるものです。
私のような仕事は慣れてくると、ついつい自分が気持ちのよい話をして、「あぁ、すばらしい研修だった!」という自己満足に陥る可能性がいつも潜んでいます。
最近はなくなりましたが、この仕事を始めた当初はいつもそれで失敗していました。
だいたい、研修後に自分の中に「私は凄い」系の気持ちよさがある場合は自己満足でした。
そしてその場合は後でもの凄く後悔しました。
ここ数年は、研修中に自己満足的な流れに入ってしまうと、体のどこかに変調をきたして、何か体に異物が入ってしまったかのような苦しさを感じるようになりましたから、それが目安として軌道修正をすることができるようになりました。

今回の研修中、その「体の変調」は一度もありませんでした。
至ってよい状態でした。
ですから、通常で言えばよい研修だったとは思うのですが、でも何かが違うのです。

今週の火曜日。また別の管理職対象の研修がありました。
そこには加藤が同席していました。
その研修で、また私は先週末の研修と同じ状態になりました。
自分の状態はとてもよく、これまでにない集中度であるにも関わらず、自分の望んでいるのとは違う方向に研修が流れて行く。
自分で自分が制御できない「あの状態」でした。

終わった後に、加藤から「なぜあんな流れにしたの?」と言われました。
やはりいつもの私との違いを加藤も感じ取ったようでした。
「わからない」
と私は答えました。
そこで二人で考えました。
考えているうちに、加藤がハッと何かに気づいたようにこう言ったのです。
「ハーンは、これまでにない何かの領域に入ろうとしているんじゃないの? だから今はその過程としてちょっと不安定になってるんじゃないかなぁ。」
その一言はとてもピンと来ました。

そして昨日です。
私の「願いのもと」から私にメッセージが届きました。
それはは極めてシンプルなメッセージでした。
「ここまで来たら、とことんまで委ねてみなさい。」
・・・よく意味はわかりませんでしたが、でもとてもよくわかった気もしました。

そしてその後私は東京で、ある方のコーチングをしました。
その方とのコーチングの中で、また「あの状態」になりました。
「あっ、これだ。」
心の中でそんなつぶやきが出ます。
私はその状態のまま、すべてをその場に委ねてみました。
すると私は知らぬ間に、クライアントさんに対して私の意見を言っていました。
「こんなのコーチングじゃないよ」
と心の表層部分がつぶやきます。
でも心の深奥部分が「このままでいい」と言います。
私の中ではそんな葛藤があるにも関わらず、そんなことはお構いなしに私の口からは次々に意見が出てしまいます。
しばらくして、私の口は静かになりました。
黙っているだけ。
すると、そのクライアントさんから次々と発想が生まれ始めました。

掴めたようで掴めない。掴めないようで何かを掴んでいる私がいました。
その後、私は名古屋に帰りました。
帰ると、加藤から臨時のコーチングを頼まれました。
そこで加藤のコーチングをしました。
そしてまた「あの状態」。
加藤に言われました。
「なんかずれてるよ。」
わかっているのです。でもあえてずらしている自分がそこにいました。

今日もコーチングでした。
またそこでも「あの状態」。
というよりも、ここ1ヶ月くらいのおさらいをするかのような心模様となりました。
心が揺れ、その揺れを修正しようとするとさらに揺れ、「まずい!崩れる!」と思うとさらに揺れ、ふと気がついてすべてを委ねるともとにもどり、自然に「あの状態」に入り、気がつくとクライアントさんのとてもスッキリとし、そしてたくましい顔。
「後は様子を見ながら、そろそろコーチングを終わりにしてもいいかも知れませんね。」
そんなことを私は喋っていました。

これまで10年以上に渡り、私は人の育成やサポートのお仕事をさせていただきました。
その中でいつもいつも自分の成長を求めてきました。
一歩一歩進化をし続ける努力を続けました。
結構高いところまで来たかな、という私なりの自負はありました。
でも、今はさらに広い大海原を観て、愕然としているような感じです。
これまで琵琶湖を見て海だと思い込んでいて、今初めて本当の海を観ているような気分です。
私はいったいどこまで行こうとしているのだろう。
ある程度のところで安住すれば結構楽しいのに、なぜそれほどまでして不安定の中に飛び込んでいくのか。
やはり、私にはやることがあるからだ。・・・としか言いようがありません。

今日の午前中、昨日の臨時コーチングの続きで、また加藤のコーチングをしました。
どうやら加藤も私と同じ状況のようです。
彼女もまた新たな大海原に足を踏み入れようとしています。
いったい、SCCとは何なのでしょうか。

この1週間の私の状態はざっとこんな感じです。
今は何のためにこうなっているのか、という判断を頭で考え過ぎることはやめ、ただただ自然の流れに任せてみるつもりです。
ただ、リアルタイムでできるだけ私達の変化は報告したいですね。
私達はきっと何かを「開拓」しようとしているのでしょう。
私達のこの「開拓」は、今後のコーチ育成の新たな指針になるような気がします。


PS.本の出版のご報告
以前のブログで私の本の出版の話をさせていただきました。
私の出版にご協力いただいているA先生は、私の創った本の企画書を読まれて「これなら行けます!」と大変喜んでくださいました。
そしてなんと自ら出版社巡りをしていただいたのです!
そして一昨日、ある大手の出版社の方から「ぜひ、お会いしたい」とのご連絡をいただきました。
「トントン拍子だ!」
と喜んだのもつかの間、本日その出版社の方からメールで、「内容はよいですが、今の表現のままですと、これは単なるテキストです。これでは消費者が財布の紐を緩めるとは思えません。もう一度ブラッシュアップをしてください」という厳しい通達がありました。
んなろーっ!と思って、今は企画書を再構築中です。
でも、その出版社の方とは7月にお会いできますので、とても楽しみです。
「売れる物を」というのは、やっぱり難しいのですね。
諦めずに、楽しみながら頑張ってみます。


posted by はーん at 21:37| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今日のハーンがなんか違うと思ったら、そうだったんですね。

自分の心と向き合う。
自分の心が何を感じているかを感じ取る。

まずは、そこから始めていきます。

そして、変化を認め、不安定な自分をありのままに感じていきます。
Posted by ちんねん at 2007年06月23日 00:27
そうですか。
なんか違いましたか。
う〜む。自分ではよくわからないけど、やっぱりなんか変化してるのかな。

人間というのは不思議ですね。
その不思議を楽しめるとよいですね。
Posted by ハーン at 2007年06月23日 00:34
ふぅ〜やっと読みました。
ハーンもすみちゃんもブログの更新をしてないので、「どうしたんだろう?」と思っていたらこういうことだったんですね。
そりゃ〜人間を理解するなんて一生かけても何処までも続く海を進むようなものではないでしょうか。その作業に真正面から取り組んでいるSCCが私は、大好きです。
Posted by あっちゃん at 2007年06月23日 13:54
ありがとうございます。
私も、他人事のようですが、そんな愚直なSCCが大好きです。
Posted by ハーン at 2007年06月23日 16:01
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